朝、準備をして、まずワット・チェット・ヨート(Wat Chet Yot)に。清々しく寺院をめぐり、まずは物欲を追い払わないといかんです。ちなみに、私はここの木の前に座る仏像がなんか好きなのでありました。
やっと乗るのに慣れて来たソンテウに乗って行ったら、お目当ての所よりもずいぶん先の方まで行ってしまいました。でも、そこはチェンマイ大学の美術館の目の前ではないですか!ナイスだソンテウのおっさん。実は、ここも行くつもりだったのです。
ということで、とりあえずはまず美術館に。普通に美術館、なんだけど、なんか学生さんの作品っぽい。学生さんの?なのかなぁ。。。。
とりあえず、受付にいた人は学生さんっぽかったです。少女漫画読んでたし。ちなみに、若い男性デスよ。
更に、奥の展示室では、展示と並行して幼児のワークショップが開催されていました。幼稚園生ぐらいかなぁ?先生が二人いて、美術館の作品を前にして、生徒達が床に紙と描くものを広げている。ん~、良い光景だなぁ。日本の美術館でもこういう光景が見られたら素敵なのに。。。まだまだ、日本でこういう光景はなかなか見られないですね。
ということで、タイの現代美術に触れ、帰りはやっぱりミュージアムショップでしょって事で、美術館内のショップに立ち寄り、ポストカードを購入。で、たまたま実物が飾られていたんですが、額に入ったそれは紙が波打ち、額にはカビが来ていた。。。うーん、おしい。
で、次は物欲満たすべく、再びニマンヘミン通り(NimmanhaminSt.)を来た道を元に歩いてショッピング。なんか自由が丘みたいな、シロガネーゼな感じの場所です。(あ、すみません、ほんとはどっちもよく知りません。イメージオンリーです。)
んで、とりあえず、ティータイムって事で、お茶の専門店へ。ちなみに、タイのお茶は、本当にどいつもこいつも甘い。どうも緑茶ブームらしく、コンビニでは日本と同様にお茶のペットボトルがたくさん売っているんですが、これのがどれもこれも甘ぁ~~い。今度こそ、今度こそ、と思っていろいろ試しましたが、結局甘くない緑茶には出会えませんでした。。。
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甘いお茶の数々。真ん中のに至っては“緑茶石榴”ってあって、飲んだら石榴ジュースだし。
あと、ぴょりくってなんだ?
で、お茶専門店。まぁ、ここは落ち着いた雰囲気で日本茶、タイティ、中国茶、 と何でもそろっておりました。緑茶、を頼もうかとも思ったんですが、ここではマンゴーティを。
まぁ、 日本で飲むそれとあんまり変わらなかったと思います。でもここには、あられ、も、羊羹もあって、まぁ、食べる気はちょっとしなかったけど、面白かったですよ。ちなみに、マンゴーティのお茶請けはクッキー。これは美味しかったです。
で、お洒落ショップが並ぶニマンヘンミンプロムナードにて、お買い物。1000Bくらいって言うと、日本円に換算するとだいたい3000円くらいになりますけど、でも価値で言うと、たぶんその2~3倍くらいになるのかなぁ。。。まぁ、日本では絶対に買わない(っていうか、買えない)であろう、1000Bでストールとかを購入。これって贅沢じゃないかい?とか思いつつ、まぁ、いっかと自分に言い聞かせてみたり。
しかし、つくづく、タイみたいな所は同じ物でも全然値段が違うから、本当に自分が気に入って、その値段、なら買えばいいんだな、とか思ったり。もちろん、日本でもおんなじなんだけど、その価格差、が結構大きい感じがするんですよね。
とかなんとかいろいろ考えたり、サイトウ嬢と論じつつ、ワット・スァンドーク(Wat Suandok)へ。ここは、なんとなく、で行ったんですが大学が傍にあるらしくお坊さんの格好の学生さんが、たくさんいました。でも、こっちとしては一応お坊さん、と思っていたので失礼のないように(一応、女性はお坊さんとあんまり親しく話したりしてはいけない、と聞いていたので)と思っていたんですが、向こうから話しかけてくるではないですか。
どうも、彼はタイ人ではなく、カンボジアから来て勉強をしているのだそうです。んでもって、日本語の勉強もしたいのだそうです。英語は一応しゃべれて(学校が英語での授業だから)で、タイ語はあんまり。。。な、カンボジア人、と日本語はしゃべれて、英語もタイ語も全然、な、日本人。
名前を教えたり、歳の話をしたり(その彼は23歳だった。ショック。また、自分の年齢を言うのにためらう。)位までは出来ても、そこから先、他愛もない会話、これが全然出来ないんだなぁ。。。日本語ででも結構出来ないのに、それを英語に、となると、これはもう。。。
こういう時に、つくづく、英語が話せたら、と思うし、多少は勉強したいなぁ、なんて事もそれなりに思ってみたりもするのです。彼にも、なんで英語を勉強しないのか?と聞かれました。
カンボジアでも、タイでも、日本語が話せて、英語が出来れば仕事には困らないんだそうです。ねぇ。私は時間がないから。。。なんて言ったけれど。。。。
E-mailのアドレスを交換して別れましたが、ふと。お坊さんって、女の人に近づいちゃいけないんじゃなかったっけ?とかまた思い出したりして。
余談ですが、タイの歩行者専用信号機は(まぁ、あんまり沢山はありませんが)左の写真みたいに、ボタンを押すとカウントダウンが始まり、で、なんだか妙に急かせる音がピピピピ・・・と鳴ります。
その音に急かされるように私たちは走りました。
ちなみに、タイムリミットは10秒です。これって、結構短いですよ。
しかも、歩行者信号が青だからと言って決して止まってくれる訳ではないのです。このへんシビアよね。
そんなこんなで、お次は紙屋さんを目指しつつ、チャンクラン通り(Chang Klan Rd.)のナイトバザールまで行く計画。
ところが、この紙の専門店がなかなか見つからないでは無いですか。HQ PaperMaker & HQ ArtGalleryという所。うろうろと歩き回って、サイトウ嬢の力でどうにかこうにか発見。(ちなみに、私は極度の方向音痴なので、こういう時は地図と方向に対する感覚の鋭いサイトウ嬢に頼りまくりです。ホント、すんません。)
紙屋さんは、なかなかに素敵だった、けど、ちょっとでっか過ぎるのと、絵を描く為の和紙、は日本の物の方がなんとなく繊細な感じがしたので、ちょっと遊べそうな和紙を購入。ここにあった紙は結構インテリアとか、オブジェ的なもの向きな気がしました。
で、再び、調子に乗って自分のHPを教えて来ちゃいました。I’m a printing artist.(って、だいたいこの英語あってるの?)なんて、どうして言えるようになっちゃうのかねぇ。おそるべし、旅の魔力。
そうしたら、そこの”Boss”は日本人なのだと言って、名刺を頂きました。HP、”Boss”は見て頂けたのだろうか?
その後は、歩いていたら見えたワット・チェディ・ルアン(Wat Chedi Luang)へ。サイトウ嬢はここの山、の感じに惹かれたご様子。ここで、草むしりをする小僧さん達を見つつ、ぼんやりと一休憩。ウォーキングの途中の人も、仏様に一礼しつつ、いい汗流している。
夕暮れの、のんびりとした穏やかないい光景だなぁ、なんて思いつつ英気を養う。ふぅ。
その後のんびりしたチェディ・ルアンとは正反対ナイトバザールへ。ざわざわとして、繁雑なこの場所は、ふと以前行ったバンコクのカオサン通りを思い出しました。
ただ、少しだけ開店には時間があるようで、開いているお店もまばら。という事で、先にタイマッサージに行って、この町に負けないようにパワーを入れておこう、という事になりましたが、サイトウ嬢が事前に調べていた”ミナ” というお店が見当たらない。地図も少し古い物だったし。
で、たまたま見つけたサーラー・チェンマイ(Sala Chiangmai)に入ってみる事にしました。日本に居る時にチェックしていた地球の歩き方(ベタでごめんなさいね。)に、確か日本人の方が経営するっていう風に書いてあった所の様な気がしたのです。で、こちらでマッサージを。
お部屋に案内されると、着替えを用意してあり、薄明かりと心地よい音楽と、水の流れる音。おー、すばらしい。前に別の所でやってもらった時はこんな癒し空間は用意されていなかったもの。お値段大体一緒なのに。その後、タイ人の女性二人が入って来て、早速マッサージ開始。
ん~、自分でも全身がゴッチゴチなのがとても良くわかる。数年前にしてもらった時にはそんな事わからなかったんだけどなぁ。逆に言うとそれだけ気が付かないうちに、全身をこらしていた、って事なんでしょうか。”Oh!stone~!”と繰り返され、働き過ぎだとか言われてしまった。首から、肩、背中、にかけては多分ガチガチだろうな、と思っていたんだけど、下半身も自分でもカチカチな事がわかってしまった事が、結構ショックでございました。
マッサージ終了後、オーナーの梶田さんとも少しお話して、 チェンマイのお勧めの場所とかを聞いてきました。
こちらの梶田さんは数年前からタイと日本を行き来して、 とうとうこちらに住んでしまったというお方。なんとなく、その気持ち分かるんですよね。。。
日本に帰って来てから、 タイのどこがいいの?とかよく言われたんだけど、んー、何処がいいんだろう。。。でも、きっとこの梶田さんもそういう、 なんとなくタイに魅せられた方なんでしょうね。私は、どこがいい、とは言えないけれど。でも、やっぱいいんだよなぁ。。。
体も軽くなった事だし、おみやをサクサク買って、(と言っても、ナイトバザールの魔力にやられて、サクサク、は買えてないけど。)ご飯だい。
ちなみに、ナイトバザールビルという所でおみやのを購入。で、そこはなぜかふとデザインフェスタを思い出しました。なんでだろう。
ブース番号みたいので仕切られていたかしら?あと、妙に絵を描いている人が多くて、その辺がデザフェスを思い出したんでしょうかね。
準備中の人とか、なんかでかい“何か”を作っている人とかがいて、その辺も準備の間に合わないデザフェスブース状態でとっても面白かったですよ。
ちなみに、写真はナイトバザールから見えた月と寺院。ざわざわとした町の上に、月はぽっかり浮かんでいました。
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p align=”center”>ナイトバザール近くの食堂であった男の子。
カメラを見つけては撮らせてくれる、サービス精神旺盛なお子でございました。かわいい!!
で、晩ご飯を食べて、帰ろうという事でまずはトゥクトゥクをつかまえなくちゃ。でも、ナイトバザールで客待ちしているのは結構高い。
というか、まぁ、最初から観光客狙いだから高くて当たり前なんですよね。なので、とりあえず、少し歩いてナイトバザールから離れてつかまえよう、という事で歩いていたら、首尾よくつかまえられたトゥクトゥクは60B。お、いいんでないですか?距離も結構ある事だし。
ところが、このおじさん、乗せたはいいけど道が分からない様子。地図も渡したんだけど、目が弱いらしく、ライトに照らして見ていたけど、分かったフリをしていたね、おっさん。
途中で、2度程道ばたにいる他のトゥクトゥクの運ちゃんに道を聞き、それでも分からないようで、危うく途中で降ろされそうになってしまいました。でも、ある場所で見覚えがあったので、そこからは私たち二人でナビゲート。だってもう、ちょっと嫌んなっちゃってるんだもん。頼むよおじさん!
このおじさん、本人曰く、昔タイボクサーのチャンプだった、とかなんとか。そうかぁ、第2の人生はなかなか厳しいんだね。。。。
だんだん面倒くさくなってきちゃったので、なんなら途中で降りて歩こうか、とサイトウ嬢に言った所、ここでちゃんと行かせないと、このおじさんの為にならない、とのすばらしい言葉によって、どうにか頑張ってホテルまで到着。
良かったね、おじさん。お疲れ様。結局チップで20Bあげてしまったので、観光客相手の人たちと同じくらいの値段だったんだけど、まぁ、いいか。いいおじさんだったし、あとは、これからも頑張ってね、の意味を込めて。
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