意味の無い恐怖

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予備校時代の友人に誘われて、塚本晋也監督のHAZE(ヘイズ)を見に行ってきました。渋谷のライズX。ここ、初めて行ったけど、なんかちっちゃくて不思議な所でした。2階席があって、1階席と2階席のちょうど間位にスクリーンがあるの。せっかくなんで、2階席から。
で、この映画、どんなかというと、えーと、言葉では説明しづらいんですが、ある男が目を覚ますとそこは身動きすらできないコンクリートの密室。自分がなぜそこにいるのかも分からぬまま、様々な恐怖が男を襲います。
正直、あんまりストーリとか重要じゃない感じがしながら見てました。感覚の映画、というか。なんで、後半、の微妙なストーリー展開というか、その辺は個人的にはあんまり無しで、も、いいかな、とか。
というか、怖い、って、意味がない方が余計に怖いんじゃないかな、とか。HAZEのチラシみてたら“トーキョースタイルの落穴と振子”とか書いてありましたが、見ながら、まさにヤン・シュヴァンクマイエルの短編“落穴と振子”を思い出していました。
で、塚本晋也のすごいなぁ~って思ってたトコって、ここだったな、とか。なんとなく塚本晋也監督の原点を感じつつ、久し振りの感覚を映画館で満喫しました。
最後に“海獣シアター”の文字をみて、更に満足。なんかね、海獣シアターっていう名前が好きなんですよね。
そしたら、帰りに口元が赤い人が、友達らしき人にダイジョーブ、ダイジョーブ言っておるので、良く見たら、鼻からも血を流しながら階段を下りておりました。人の血って、思っているより嘘臭いんですね。ケチャップみたいな色でした。今日見た映画の中に出てくる血の方がよっぽどリアルだったなぁ。。でも、ダイジョーブじゃないよ!せめて血は拭いてやれって。

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