次回Rin版画教室は版画で布に刷った作品をTシャツ加工するもの、ということで。
ワタクシ、布刷り版画を作りました。せっかくなので、ここで珍しく版制作の手順などをば書かせて頂こうかと。
まずは、版に何を描くか決める所から。
通常の制作では作品が反転してしまうのを防ぐ為、と、多色刷りの為、下絵を描いてからまずはそれをトレースして、さらに反転して転写をするんですが、今回は一版ですしラフにマジックで形を取って、版に。
こういう形の版作りも楽しいのです。(の、割には思い切った感じに描けないのが私らしくもありますが。。。)
Tシャツ版画教室の為の布刷り
マジックで描いた部分をニードルで削り、マジックを消して製版完了!
細かく描いていくことも、大きくカタチを取ることも可能ですが、強い線を引くとドライポイント特有の“にじみ”が出来るので、それをうまく生かして制作すると、ドライポイントの良さが出せます。
この写真では、さすがにそこまではちょっと分かりませんが。。。
そんな感じで版が出来たら早速刷ってみます。
今回はTシャツになる為別布に刷ることになるんですが、まずは普通に版画紙に刷って、版の感じや色の感じを見ていきます。
Tシャツ用には色を分けて刷る一版多色刷りにしたいので(あ、これは参加する方が必ず一版多色にしなければいけない、という事ではなく、サンプルとしては一版多色で、ということです)色分けして順次インクを詰めて行きます。
この辺りのインクの詰め方は、版と、刷りたいものやイメージによって様々。その辺は、参加して是非体験してみて下さい
寒色系の色の後は、その他の緑やオレンジのインクを詰め、ふき取りも終わった版の状態。
ニードルで削った線が見えてなんとなく刷り上りが見えてきた感じ。
このふき取りで刷り上がりが全て決まるので、版の制作ももちろん大切なんですが、一版多色刷りではここがかなり大切な部分。
このまま、湿らせた版画紙を上にのせて、プレス機で圧力をかけていざ勝負(笑)
ゆっくり紙を持ち上げて、どきどきしながら刷り上りです☆いかがですか??
今回のTシャツ作りではこの後布に刷ったものを加工して、Tシャツにします。
の、ですが、ここから先は、布に刷り上った作品を私よりも布加工の得意なRinの*PUKU*森さんにお預け。
続きの工程はRinのブログからもアップ予定ですので、是非ご覧ください~。Tシャツのサンプル品は出来次第私のブログからもアップしますのでお楽しみに(わたしもどういう風に出来るのか楽しみデス)。
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