鈍獣

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というお芝居がありまして、クドカン事、宮藤官九郎氏が岸田國士戯曲賞を受賞した、ねずみの三銃士(生瀬勝久、池田成志、古田新太)プロデュースのお芝居なんですが、まあ、コレをちょっと前にビデオで見まして。
ちなみに、鈍獣、とはどういうモノかといいますと、まあ、一言で言うと、ものすごぉ~く鈍感な人で、鈍獣はこの鈍感な人物を核にして話が進んでいきます。鈍いがゆえに他人を恐怖に陥れ、それゆえにその恐怖の存在を消そうとする周りの人間たち。殺人を企て、何度も実行するのに、何度も何度も生き返ってくる鈍獣。
まあ、かなりざっと言うとそういうお話なんですが、なんでいきなり鈍獣かというと、いたんです、うちのバイト先にも鈍獣が。
バイト先の常連のお客さん、39歳独身、男性、kさん。この人が、もしやかなりの鈍獣なのでは?!と。
先日の事件は、こちらも常連客の50代半ばのとある会社の取締役のお客さんに、いきなり“それ、制服ですか?”と言い放ちました。ちなみに、その日のそのお客さんの格好は紺色のスーツに春らしくピンク色のワイシャツ。っていうか、制服なわけねーだろ!!という、そのお客さんと、その他従業員の目。(ちなみにそのお客さんは、その一言の後、Kさんの席のそばから移動しました。)でも、そんな事にはびくともしないんですよね。。。
今日も今日とて、80代(?)の常連のおばあさんに“Tさんって「ハウルの動く城」のソフィ(おばあちゃん)に似てますよね。”と言い、従業員が大慌て。っていうかさぁ~、そういうこと言うか?普通。
他にも、“風邪で10日風呂に入ってないんですよ~”なんて言い放ちながら酒を飲み、他のお客さんを引かせてみたり、ちょこちょこネタは提供して下さいます。
ちなみにこのKさん。お家の親御さんからお店に電話がかかってきて、早く帰ってくるように、なんて注意されたりするかなりのつわものです。
ん~。やっぱ、鈍いって怖い、って思う今日この頃です。

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