春の上野

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お友達のヒラタシノさんがVOCA展に出展とのご連絡を頂き、久し振りに上野へ。
桜の時期のせいか人が沢山。交通整理も出てたし。でも、そんな桜を楽しむ余裕もなく、時間ギリギリに到着した私はそそくさと上野の森美術館へ。
VOCA展なんて久しぶりだなぁ~、学生の時に来て以来かも。なんて思いながら作品を見て回りました。
最近特に現代美術の作品を見ることをあんまりしていないからかもしれないですが、こうしていろいろな作品が並ぶと、なんだかいろいろな事を思ったりしますね。
で、そんななかで私が一番気になったのが岩堀敏行さんという方の作品で。これが実になんというか、微笑ましいというか、率直というか。
大きな紙に、鉛筆で本当にラフな(あるいは実に素朴な、とか言うべきなんでしょうか)線で、猫や、足などが描かれていて、それが無造作にピンで止められているもの。こういうのって、衒いとか狙いみたいのがあると、結構嫌味に見えるような気もするんだけど、もしかしたらそれがないから、かもしれないけれど、なんだかその作品が妙に心に残ったのでした。
それで、改めて考えるとなんだかんだと難しい事を言われたり、あるいは自分が言ってしまったりするよりも、わたしは本当はこうありたい、と思っているのかもしれないなぁ、なんて事をぼんやりと思っていました。
それから。私はヒラタシノさんの絵が好きだなぁ、と。技巧とか、そういうのよりもなによりも、気持がいいなぁ、と、いつも思うのです。セセコマシイ自分は特に。きっと大きな作品を部屋に飾ったら、ふわっと空間が広がるんだろうなぁ。。。
こうやって考えると、なんだかいつも自分がないものに憧れて、うらやましいなぁと思う事が多いなぁ、なんて。自分のセセコマシさも、良くも悪くも積み重ねでしか作れない部分も、踏まえつつ前に進まないとならないのに。
つい、ないものねだりをしてしまいますね。さ、わたしもどうにもならない物を抱えつつ、どうにかこうにか頑張ろう、と、思いますです。

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