嫌われ松子の一生。もう結構いろんな所で上映終了し始めてまして、我が家のそばの映画館も、とうに上映終了してましたが、どうしても見たかったんで、ちょこっと足を延ばして行ってきちゃいました。
っていうか、なんか松子に会いたかったんですよね。友人から本を借りて読んでいたので、余計にやっぱり、松子に会いたい!って。映画ありきで本を読み始めたんだけど、そうなっちゃうと余計に松子が完成してくれないんですね。微妙に中谷美紀なんだけど、動く松子は見れてないから、ちゃんと完成してくれない。
んで、やっと出会えたスクリーンの中の松子は、と言えば。
2割りくらい原作より駄目な人で、だからこそ5割り増しでいとおしくて、可愛かった!!!
なんか全体的に映画の方が全員の駄目で、滑稽な部分が割り増しされてて(特に男性陣)というか、良い部分がカットされてるって言った方が正しいのかな。その分、余計にそんな男達から離れ無い松子は、原作よりも、夢見がちで、余計に真っ直ぐなヒトに描かれているように思いました。でも、だからこそ、いとおしい。
なんだかんだ言ってわたし、晩年の、太ってもうキレイでない、引きこもりの松子がとても可愛かったし、けっこう好きなんだよね。あれって、滑稽の極みだけど、その可笑しさと悲しさみたいののバランスが、きっと好きなのかな。。。
本を読んで、映画を見ると大体物足りなかったり、う~ん、ちょっと違うよなっていう気持ちになりがちですけど、これは、ちゃんと満足!!
松子に会っておいてよかった、っていう気持ちになりました。
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