これなら三年身籠りたい。

posted in: 未分類 | 0

友に誘われて『三年身籠る』という映画を見て来ました。本当に誘われるがままに行ったので、何の前知識も、ヘタしたら映画館の場所もわかんない状態で行ったんですが、これがなかなかの当たり作。
監督、唯野未歩子。。。唯野未歩子??
映画館で聞いた事のあるその名前に、ん~??女優さんだよねぇと、なり、でも何に出てたっけ?でもなんか、この名前、みょーに良く見る気がするぞ。あ~、矢口史靖の『ワンピース』に出てた人かぁっ、てなったんだけど、でもワンピースは見てないぞ。んじゃぁ何でこんなに気になるのだ?
ってことで、一応先程調べた所、わらわらと出てきました。名前覚えてるはずです、かなり見てるんですもん、唯野未歩子が出てる映画。
『サンデイドライブ』『フレンチドレッシング』あと見たいなぁと思っていた『いたいふたり』(斉藤久志監督)『バレット・バレー』『東京フィスト』(塚本晋也監督)『パルコフィクション』(矢口史靖、鈴木卓爾監督)『クルシメさん』これも見たいと思っている『恋する幼虫』(井口昇監督)などなど。。。
かなり、気になってた女優さんだったんですね。しかし、監督をするイメージとかなかったんで、結構驚きつつ、映画に挑みました。
で、本編はというと、タイトルのとおり主人公の冬子は、赤ちゃんを三年間、身籠ったまま生きていきます。
その間に、祖母の死や、浮気、母の恋人、と周りではいろいろな事が少しづつ変化していくさまが静かに、穏やかに描かれています。
そして、とりわけ母親である冬子、と、夫である徹はおなかの中でスクスクと育つ赤ちゃんを通して確実に親、であり、大人、へと緩やかに変化していくのです。
本来ならば、かなり特異なストーリを淡々と、それでいてしっかりとした強さを持って描かれている様は、とても好感が持てました。それから女性らしい感覚も、嫌味なく感じられます。いやぁ、ホント、うまいなぁって普通に思いました。
今後も違う作品が見てみたい、と、久し振りに思いました。
ちなみに、静かなこの映画を見ているとき、余りにもあたしが静かだった為か、寝てるのではと思った友人は2度ほど声を掛けてくれました。って、あたしだっていっつも突っ込み入れつつ映画見てる訳じゃないのよ(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください